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海も山も大自然がありのまま、パプアニューギニアにすんでいました。パプアの心意気を忘れないよう、何でも記していきます。
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事実その村の娘は瀕死の状態だった。
 
診療所まで一緒について行こうとしたジョンと途中で別れることになった一向は内心ほっとしたという。
 
娘は抗生物質の投与で何とか一命を取りとめたが、彼らのような移動生活には苦労が多く、病が命取りになる。
 
 
同行した文化人類学者は葛藤していた。

「彼らの文化を研究し守りたい。でもメアカンブット(Meakambut)の人々はもう絶滅寸前だ!あと10年もしたら文化も言語も消滅してしまうかもしれない。洞窟を守ったってそこに住む人がいなければ意味がないんだ。。」
 
 
メアカンブットは自分たちのこれからをどう考えているのか。
ジョンから、首都のポートモレスビー(Port Moresby)に戻ったら政府に伝えてほしいといわれた事がそれをあらわしているように思われる。
 
「もし政府が診療所と学校、それから2本のシャベルと斧をくれたら、私達は狩りも移動生活も洞窟暮らしもやめます。それで家を建てることができるから。」
- タバコを吸うメアカンブット

meakanbut_08.jpg
-サゴヤシのでんぷんを取る。これが食料となる。


出典:ナショナルジオグラフィック2012年2月号
             ~最後の洞窟の民より~


数百もの部族がいると言われているこのパプアニューギニアで、彼らの多くは独自で魅力的な文化を持っています。

しかしそのような部族や文化を守ろうとすることは本当に良いことと言えるのか。

考えてしまいます。
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