パプアニューギニアと言うと、海がきれいそうだね、と多くの人は言う。
でも、ゴロカという高地に住んでいたボクにとってパプアと言えば山なのだ。
2000m級の険しい山々のせいで外界との接触がなく時間だけが経過した場所。
緑豊かに遠くに連なる山々、わらぶき屋根の家の横で弓矢を持った裸足の村人と眺める空は果てしなく広い。
山こそが本当のパプアなのでは、とも思う。
しかし、そんな山に生活する部族に会うのはそう簡単なことではない。
車の通れる道がないからだ。
ある町から徒歩で2日なんてこともざらなのだ。
今月のナショナルジオグラフィックに登場する民「メアカンブット」の人々も例外ではない。
高地に行くだけでも大変なのに、彼らに会うのはもう至難のわざと言える。
それは彼らが移動生活を送っており、どこにいるか特定できないからだという。
彼らは洞窟に住んでいる
会うための手がかりはそれだけだ。
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