慰霊塔を後にし、いよいよ本殿へお参りと行きますか。
とても清潔に保たれた本殿。
清浄な気持ちでお参りを終えた頃、宮司さんが通りかかりました。
せっかくなのでいろいろとお話をうかがいました。
宮司さんと思ったその方は禰宜(ネギ)さん(宮司さんが社長だとしたら副社長でしょうか??w)で、この神社の宮司さんが毎年慰霊巡拝のため海外に行かれているとのこと。
特にここ数年は、続けてパプアニューギニアに行っており、とにかくパプアが大好きなのだそうです。好きだから毎年行っている訳ではないですよ、多分。。
「海外戦没者慰霊巡拝」
http://www.gokoku.gr.jp/jyunpai/index.html
その禰宜さん。この硬派な神社に似合わず、、とても明るく気さくな方で、まるでパプア人と話しているようでした。
この神社にやってきた理由を話すと、よくぞ参られた!ととても感心され、拝殿内にまで通していただけました。そこでなんと玉串拝礼までやっていただき、最後にはお神酒もちょうだいしました。
これにはさすがに嬉しくなってしまい、結局パプアのノリでいえーぃ、いえーぃ♪と気分よくしていると、「チヨさん今日いるかなぁ」と禰宜さん。
「チヨさんて普段はさびれた飲み屋のおばあさんなんだけど、パプアの首相が来日すると大使館に呼ばれちゃうんだよ。びっくりだよ。」
パプア首相ってまさかあのマイケル・ソマレ?
「そうそう、ソマレ。ソマレ首相もチヨさんには頭があがらないみたい。」
な、なんて、おばあさんなんだ、、チヨさん。
で、何者なんだ、、チヨさん。
「チヨさんの旦那さん、昔パプアの学校でソマレを教えてたみたいなんだよ。チヨさんは今日もいると思うから、連絡先教えるよ。行ってみたらおもしろいと思うよ。」
これは行くしかない。
陽気な禰宜さん、本当にありがとうございました。
心からお礼を言い、神社を後にしました。
パプアを忘れるな、もっとパプアにつかってこい。
神社の森からは、そう言われている気がしました。
- 陽気な禰宜さん。浅葱色の袴が渋い。
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