先日、宇都宮に行った時のこと。
一度訪問しておきたい場所がありました。
宇都宮の駅前の大通りから約4km、車通りの多い五叉路の角で一際目立つ森の中にその神社はあります。
栃木縣護国神社。 太平洋戦争で亡くなった戦死者を英霊として祀る護国神社の中でも、特にニューギニア方面への慰霊巡拝を積極的に行っている神社です。
ボクがその神社のことを知ったのは、パプアニューギニアに住んでいた4年前。
首都ポートモレスビーから約40km、標高約600mのソゲリという村に行った時のことでした。標高が高いため涼しく過ごしやすいことから戦争中にオーストラリア軍が保養地、野戦病院として開発されたそのソゲリ村は、ココダトレイルの入り口でした。
「ジャワは極楽 ビルマは地獄 死んでも帰れぬニューギニア」と言われたニューギニアの戦い。その主戦場となったのがココダトレイルで、今でも日本軍の戦死者の骨が埋まっていると言われています。
栃木縣護国神社はココダトレイルでの慰霊巡拝を数年前に行っており、その時の様子がとても詳しく紹介されていました。
「パプアニューギニア・ココダトレイル紀行」
パプアニューギニアで2年間も生活し、パプア人の素直で優しくおおらかで、でも時に適当なその性格を知っているボクは、その神社で何かを感じられるはず、そう思い訪ねることにしたのです。
- 新しい鳥居の奥に深い森が見える。
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